FF14をプレイし始めて、早3年を超えました。3年もプレイしていると、色々なプレイヤーに出会うものです。今回は私が実際に出会った、素晴らしいタンクの話をしようと思います。
野良でルーレットを回すことが99%な私。
フレンドがいないからという理由はさておき、野良で遊んでいると本当に様々な人に出くわします。
中でも印象深かった、クレメンシーマスターのナイトさんについて、語っていきましょう。
目次
野良でバーンに行った時の話
コンテンツは、CFでルレ申請した時にあたったID「永久焦土 ザ・バーン」。
私は確か忍者で、もう1人のDさんが詩人か機工だったと思う。詩人ということにしとこう。
そしてヒーラーが白で、タンクがナイト、という構成でした。
白さんが若葉だったかな、詩人さんは花が咲いていたような気がする。
おそらくどちらとも初見だったでしょう。
私はコンテンツスタートまでに、PTメンバーの言語設定を確認します。
言葉のやり取りが必要な時に、定型文を使うかどうかの判断が遅れるので、開始時に確認するようにしているのです。
その時は、タンクだけE、他はJになっていました。
正直なところ、私はE言語プレイヤーに対して良い印象がありませんでした。
挨拶はないことが多いし、無理なまとめ、理不尽に平手打ち(エモート)されたこともあったから。
もちろんE言語に限ったことじゃないかもしれないけど、嫌な目にあった時に、言葉での拒絶や意思疎通できない点が、余計に不信感を募らせたんだと思います。
前提として、私がいるのは日本サーバー。
日本語をメインに使うプレイヤーが多いと予測できる環境ですからね。
ラスボスでのつまずき
話を戻します。
バーンの難関といえば、ラスボスのドラゴンでしょう。
8方向に伸びる範囲攻撃に当たると凍ってしまったり、デバフ付きのブレスが結構痛く、巻き込んでしまうこともあったり。
初見未予習だと、ここでつまずくことは珍しくないと思います。
案の定、この時のPTもラスボスで床を舐めました。
白さんと詩人さんが落ちてしまい、ジリ貧で私とナイトさんも…というお決まりパターンです。
まぁしゃーない1回目だしな、と思いつつリスタート。
しかしながら、2回目、3回目も、同様の流れで全滅してしまいました。
脳裏にチラつく苦い思い出
(これは…久々にギブアップ投票か?)
私の頭に苦い過去がよぎりました。
まだプレイし始めたばかりの初心者下手くそ時代、1度だけIDでギブアップ投票をくらったことがあったのです。
あれはグブラの1ボスで、本の裏に退避するギミックを知らず、2回全滅したときだったと思います(基本的に未予習で突撃するタイプです)。
さすがにギミックには気づいたのですが、時すでに遅かった模様。
あのときも、E言語の方がメンバーにいました。
英語で何か言っていたと記憶していますが、もちろん私にはわからず。
その人が投票を開始したかはわからないものの、その時ヒーラーだった私が足を引っ張ったため、ギブする流れになったのは明白でした。
投票は可決され、気づいたらIDの外にいました。
誰一人諦めなかった
今回もそうなりそう……と思ったのは、私の全くの取り越し苦労で。
黙々とリスタートに走るナイトさん。
立て続けに倒れてしまって、謝る白さんと詩人さん。
ナイトさんが、英語で何かを発言しました。
が、他3人はJ言語。
みんな何も返さなかったので、誰も英語が話せないメンバーだったようです。
おそらく、ギミックの解説をしたんだと思います。
私は日本語で、2人にギミックや注意点を説明しました。
そして4、5回目と挑戦が続きます。
白さんはギミックで精一杯だったのか、ヒールが薄いのが一目瞭然でした。
するとナイトさん、怒涛のクレメンシー!
数回ってレベルじゃない。
もうあなたヒーラーでしょって頻度で、クレメンシー!クレメンシー!
自分だけじゃなく、私にも他メンにも ク レ メ ン シー !!!
残影内丹ブラバスしかできない忍者奴、このときほど赤召でこなかったことを悔いたことはありません。
ナイトさんの素敵クレメンシーも虚しく、5〜6回くらいは全滅しました。
FF14をよく知っている方ならわかると思いますが、通常のIDでここまで全滅することって、まずありません。
以前の私のように、とっくにギブ出されてもおかしくない回数だと思います。
だけど、誰も諦めなかった。
一回も、除名投票も、ギブ投票も始まりませんでした。
クレメンナイトにトゥンクする
私も、なんとかクリアしたい、白と詩人にクリアしてほしい!という気持ちで、必死でプレイしてました。
ナイトさんのクレメンシーがありがたすぎて、何とかお礼を伝えたい。
そう思った私は、リスタート後のボスまでの道中で
「クレメンシー ありがとう」
と、定型文を組み合わせてチャットしました。
すると、すかさずナイトさんから定型文で
「どういたしまして」
と返信が。
このときほど “トゥンク” がぴったりな場面はなかったでしょう。
何このイケメンナイト。
完全に落ちました。
Eプレイヤーに妙な偏見を持っていた自分の幼さよ。
6〜7回目かのチャレンジで、ようやくラスボスを撃破することができました。
お礼をいう白さんと詩人さん。
お疲れ様でしたの挨拶をしたナイトさんは、お辞儀のエモートをすると、静かに退出していきました。
私は拍手のエモートでナイトさんに感謝を、白さんと詩人さんにおめでとうを贈りました。
ナイトあんまり使わないけど、こういう時はイケメンだと思う
タンクの中ではほぼ使わないナイトなんですが、非常事態の時にクレメンで助けられる点は、超絶イケメンジョブだなぁと思いました。
ちょっと回復でフォローする、とかではなく、ナイトってヒーラーだったんだ!と思うくらいの勢いだったので、すごく印象に残っています。
男は黙ってクレメン!って感じでした(男性キャラだった)。
あと、個人的にあまり良い印象がなかったE言語の方という点も、記憶に残った理由なのかなと。
やっぱり色々な人がいるのがMMOですし、除名やギブ投票も機能として使えるものなので、そういうことがあっても仕方ないです。
でも、あの時は誰もその選択をしなかったのが、すごく嬉しかった。
勝手に苦手意識を持っていた英語圏の方でしたが、使用言語関係なく素敵な方はいるんだなぁと思った次第です(言語関係ない、その人次第ってのは当たり前のことなんだけどね)。
ちなみにこの出来事があって、1年くらいは経ったかなと思います。
それくらい前のことですが、今も時々思い出しては、誰かが攻略につまずいても協力的なプレイヤーでありたいなーと思っています。
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