新式など高難度製作に挑戦するにあたって、基本となるスキル回しの考え方を紹介します。
HQが作れない、製作に失敗する。
初めて高難度製作にチャレンジする方はあるあるだと思うので、基本からおさらいしましょう。
この記事は6.05までの内容を踏まえたスキル回しとなっています。
マクロはスキル回しを理解してからがおすすめ
状態を気にせず、効率的かつ高確率でHQ新式を完成させるマクロもあります。
ただ、大抵はフル禁やHQ素材で固めるのが前提だと思うので、この記事の読者に想定している“初めて新式(高難度製作)に挑戦したい!”という層にはちょっとハードルが高いかなと感じました。
普通に作る分には、フル禁不要で(確定穴エクスマテリジャでも)十分HQ新式は製作可能です。
なので、この記事ではマクロの使用を前提とせず、高難度の製作の基本を習得したい方向けの内容となっています。
自分でしっかりスキル回しを噛み砕いた方が、今後マクロを使う場合にも応用などが効くと思うので、まずは自身でクラフターのスキル回しを体感してみるのがおすすめですよ。
基本:高難度向けクラフタースキル回しの考え方
高難度の製作品を作るにあたって、基本的な考え方のポイントをピックアップしました。
いまひとつスキル回しが定まらない場合、以下の点を意識しなおしてみましょう。
- CPを目一杯使う
- ターン(耐久)を目一杯使う
- コンボや組み合わせをする
これらを満たすには、基本的なアビリティ性能の把握が必須。
全部を把握できていなくても、製作中に確認が可能(そのアビリティにカーソルONなど)なので、落ち着いてチェックしましょう。
具体的なスキル回しについて
実際のアビリティを取り上げながら、具体的にどう回せば良いか解説します。
スタートは「確信」か「真価」から
1ターン目のみ使えるのが「確信」と「真価」です。
高難度レシピの作成に限らず、いずれかからスタートするのが基本。
消費CPに対して効果が高く、圧倒的にお得なアビリティなので必ず使いましょう。
確信と真価、それぞれの違いは以下の通りです。
工数優先の『確信回し』
工数を大きく進めたい場合、確信から回していきます。
確信を使用すると工数が増加し、さらに5ターンの間は作業系アクションの効果が上昇します。
確信効果中に下地作業、集中作業、突貫作業などを合わせると、工数を大きく進めることが可能です。
品質優先の『真価回し』
インナークワイエットを2スタックさせる品質向上アクション「真価」。
品質向上の手間を1ターン分節約できます。
高難度の製作品はHQ前提で求められる節があり、活用頻度の多いアビリティです。
確信回しと真価回しは、製作物や自身のステータスによって相性の良い方を選ぶといいですね。
高難度製作のためのポイントは?
高難度系は、品質を上げるフェーズ、工数を上げるフェーズで分けた方がやりやすいかなと思います。
どちらを先に持ってくるかは好みなのと、上述したステータス如何で真価と確信どちらを使うかによります。
共通するのは、確信か真価から回すことと、その直後にマニピュレーション+長期倹約でターン経過を抑えることです。
その他は以下で紹介する加工系、作業系のスキル回しを取り入れつつ、状態変化によってもアビリティを使い分けて行くのが良いでしょう。
「品質」と「工数」を上げるスキル回し
具体的にどんなスキル回しをすれば良いかを見ていきましょう。
品質、工数で順に解説します。
品質を効率的に上げよう
HQにできても、最終的に製作が完了しないと意味がありません。
品質にターン数を割きすぎると、工数にかけるターンが足りなくなる恐れが。
品質はできるだけ最短で上げたいですね。
そのためにおすすめのアビリティ組み合わせを例として紹介します。
- イノベーション→下地加工×4
- 仕上げのターンに(イノベーション→)グレートストライド→ビエルゴの祝福
- 高品質or最高品質→集中加工
品質向上ルートは、インナークワイエットを10スタック→ビエルゴの祝福でHQ100%にする、が基本の流れです。
イノベーション後に下地加工×4でインナークワイエットが8スタックするので、真価回し後に始めるとちょうど10スタックでイノベが切れます。
前半の品質稼ぎにちょうど良い回しです。
仕上げはインナークワイエット10の時にビエルゴの祝福ですが、HQの進捗によってグレートストライドを合わせる、さらにイノベーションも合わせておくと確実です。
高難度の場合は最低でもグレートストライドが必要になってくるでしょう。
高品質か最高品質状態の時には集中加工(インナークワイエット2スタック)が使用できます。
こちらもHQの進捗度合いによりますが、インナークワイエットがスタック仕切っていない時は発動し、足りていれば集中作業か秘訣に回しましょう。
その他のHQ上昇アビリティ
倹約バフが切れた後は倹約加工が使えます。
匠の神業はCPを使い切っていなければ使用し、HQの底上げを。
グレートストライド+ビエルゴ分のCPは残しましょう。
ヘイスティタッチは効果が低いですが、CPの消費なく回せます。
これ以上CP使えないけど、工数も十分でターン数が余っている時に使うと良いでしょう。
工数を確実に上げよう
工数を大きく稼ぎ、確実に完成を目指しましょう。
工数進行におすすめのアビリティ組み合わせの一例がこちらです。
- ヴェネレーション→下地作業
- ヴェネレーション→倹約作業
- 高品質or最高品質→集中作業
ヴェネレーションは作業系アビリティの効果を上昇させるので、工数を進めるフェーズ前に入れましょう。
下地作業はターン消費が通常の2倍なので残ターンに注意しながら、倹約作業は倹約と長期倹約が切れた後に使えます。
高品質or最高品質の時に発動できる集中作業、インナークワイエットが十分の時や、あとは完成させるだけ!という時に使います。
工数が進んでいる時は、品質を上げきる前に完成させないよう気をつけてください。
図はあくまでも例。
完成さえすれば良いので、使えるCPの範囲で如何様にも工夫してみましょう。
その他の工数上昇系アビリティ
突貫作業は当たれば強いですが、2分の1なので割とギャンブルです。
私はターン数に余裕がある開幕(確信中)、突貫が当たらないと他に手がない時など(この時点で回しミスってるとは思う)に使っています。
精密作業は、工数と品質を同時に上げるアビリティ。
高難度以外なら割と活用しやすいですが、新式作りではメインで使うより調整的に使うことが多いです。
耐久を抑えるアビリティを必ず使う
上で少し触れましたが、真価or確信後にマニピュレーション+長期倹約を使うのが定番です。
耐久消費が10のアビリティの場合、2つの効果中は耐久を消費しなくなります。
これらが消滅した後は、製作物(残耐久)など状況によって倹約を使うか、マスターズメンドを使うかになると思います。
私はですが、耐久がかなり減っていたり、最初から耐久が少ない中間素材などの場合はマスターズメンド、そうでない場合は倹約を使うことが多いです。
特定のアビリティは、耐久を消費しないもの、ターン経過しないものがあります。
基本的にバフ系、回復系、倹約系は、ターン経過はしますが耐久は消費しません。
それら以外では匠の神業ですね。
ターン経過しないものは、マイスターのアクションが該当します。
汎用性が低いので今回のスキル回し考察には入れていませんが、マイスタークラスであれば活用しましょう。
マイスターのアビリティを使うには、「クラフターの製図用紙」が必要です。
HQ素材を使って効率アップ
HQ素材が多ければ多いほど、品質が上がった状態から製作をスタートできます。
できるだけHQ素材を多く取り入れるのも、効率を高める方法の1つ。
安全に確実に作りたい場合は、HQ素材を優先して確保しておきましょう。
必ず『製作練習』を行っておく
初めて新式に挑戦する場合、必ず「製作練習」を行ってからにしましょう。
素材を消費せず製作にチャレンジできますが、完成品は入手できません。
製作可能条件も満たしておく必要があるので、事前に装備の準備を万端にしておきましょう。
高難度製作のおさらい
以上を踏まえて、製作の流れをおさらいしましょう。
- 確信か真価からスタートする。確信回しの場合は5ターン以内に作業系アビリティを入れる
- マニピュレーション+長期倹約
- インナークワイエットを10スタックさせる
- (イノベーション→)グレートストライト→ビエルゴの祝福でHQ100%にする
- 工数を上げて完成させる
4が終わった時点でHQ100%にならない場合、その手前の品質向上が不足しているので、匠の神業やヘイスティタッチでだめ押ししましょう。
インナークワイエットが10でも、品質値が足りていないと100%になりません(必要目安は20%くらい)。
HQ素材が多い場合は、工数にターンを割けられるので安全です。
確信回しからなら、先に完成間近まで工数を上げておいてもOK(⑤の工程を完成手前までやる)です。
その他前提事項としては、
- クラフター装備は現状最高位のHQ品で固めておく
- マテリア確定穴はアルテマかエクスで埋めておく
- HQご飯を使う
ですね。
クラフター装備のHQは、上記のスキル回しを組み込めば難易度は低め、ご飯も同様です。
製作練習の項でも触れましたが、新式関連の製作品には「作業精度」と「加工精度」を一定以上にしておく必要があります(条件はレシピに記載)。
ご飯込みで良いので、能力を上げてから製作に取り掛かりましょう。
事前準備をしっかり行った上で、高難度製作に挑んでみてください。
高難度製作に挑戦してみよう
マクロでなければ「絶対にこれがいい!」という回しはなく、状態によって効率の良い使い方を追求できるクラフターのスキル回し。
突き詰めれば面白さがわかってくると思うので、試行錯誤して自分なりの回しを身につけてみてください。