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【FF7R考察】黒マテリアは、すでにクラウドが持っている。世界の狭間の本当の意味

FF7REMAKE(以下リメイク)の続編であるFF7REBIRTH(以下リバース)にて、ついに黒マテリアがお披露目されました。

……と思ったのもつかの間、あれは偽物で、セフィロス曰く「世界の狭間に隠された本物を見つけるための鍵」だとのこと。

原作のおさらいも含めて、黒マテリアとは何なのか、3作目でどのようにして本物の黒マテリアを見つけるのかを考察していきます。

黒マテリア=メテオを呼ぶ破壊のマテリア

原作FF7とRシリーズにおいて、黒マテリアとは「メテオを呼び星を傷つけるマテリアである」という点で共通しています。

原作では、古代種の神殿そのものが黒マテリアであるのと同時に、黒マテリアを使える形で手に入れるには、神殿内部にとどまってパズルを解く必要がありました。

パズルを解く→黒マテリアが手で持てるくらいの大きさになる→パズルを解いた者は押しつぶされて死ぬ、ということになります。

これは、危険な黒マテリアを簡単に持ち出せないようにとセトラが仕組んだ防御策でもあったのです。

対してリバースでは、神殿奥で発見した黒い球体を指して黒マテリアと呼びます。
しかしそれは偽物で、取った瞬間に神殿が崩れ去ってしまうという仕掛けに変わっていました。

偽物の黒マテリアは、本物を見つけるための鍵

リバースにて、セフィロスは偽物の黒マテリアを手に取り「世界の狭間に隠された本物を手に入れるための鍵」と、偽物の黒マテリアのことを表現します。

シンプルに考えれば、本物の黒マテリアを手に入れるためには、この偽物と呼ばれている黒マテリアも必要ということでしょう。

問題は「世界の狭間」とはどこで、どのようにして「本物の黒マテリア」を見つけるのか、という点です。

本物の黒マテリアは、すでにクラウドの手の中にある?

私は独自に、マテリアとは世界そのものであるという仮説を立てています。
マテリアの中には星の知識や記憶(ライフストリーム)が凝縮されていて、それは世界の記憶であると言い換えられることから思いつきました。

その仮説と、リバースで出てきた偽物の黒マテリアについて考えたとき、クラウドはすでに黒マテリアを手にしていることになる、と思っています。

リバースのEDでクラウドがバスターソードに融合させた「偽物の黒マテリア」こそが、本物の黒マテリアです。

本物は、偽物の黒マテリアの中にある?

偽物の黒マテリアは、白マテリアや空マテリアよりも2倍ほど大きなサイズになっています。
その中身をよく見てみると、もう1つ球体状のものがあるように見え、その中身の大きさがちょうど白マテリアと同じようなサイズに感じるのです。

私は、これこそが本物の黒マテリアではないかと考えています。

もしこの仮説通りであれば、セフィロスが言っていた「世界の狭間」とは、本物の黒マテリアを覆っている外郭部分を指しているのではないでしょうか。

マテリア=世界を意味し、さらに、外郭部分が世界の内側と外側を区別するための境界線だと考えれば、「世界の狭間」という表現もしっくりきます。

そして、まだその外郭を破る方法がわからない、あるいは条件がそろっていないため、「本物を見つけるための鍵」と表現したのではないでしょうか。

ちなみに空マテリアのサイズはこれくらい▼

外郭を破るきっかけはリユニオンにある?

リバースにて、セフィロスは古代種の神殿で「ジェノバとともに 世界もまたリユニオンする」「その先にあるのは永遠」と語っています。
さらにクラウドに対して「我々の世界にリユニオンするのだ」とも告げました。

世界のリユニオンの条件の一つには、恐らく世界に生じている“亀裂”が関係していると感じます。

亀裂が入るということは、世界は何かで覆われているということです。
世界を覆っているものこそ、クラウドが手にした偽物の黒マテリアで言うところの、外郭部分だと思われます。

中にある小さなほうの球体こそが本体であり、世界です。

地球に例えると、青い空の上(大気圏とかあたり?)が外郭になるでしょうか。
ただ、空と大気圏に明確な境界があるわけではないので、空に亀裂が入っているように見えるわけです。

原作通りであれば、セフィロスはメテオで星を傷つけることで大量の精神エネルギーを集めようとしていますが、その時に幾層もの世界も精神エネルギー化して集まることになるでしょう。
外郭が破れて世界が精神エネルギー化し、その膨大なエネルギーが一か所に集まる……メテオを呼ぶことで実現するこの現象を、セフィロスは「世界はリユニオンする」と呼んでいるのかもしれません。

クラウドの手元に戻ってきた黒マテリア

ここからは偽物の~とつけず、敢えて黒マテリアと呼びます。
古代種の神殿で、セフィロスはわざと黒マテリアを落とし、クラウドに持ってこさせようとし、実際にセフィロスの手に渡りました。
これは、3作目でセフィロス本体にクラウドが黒マテリアを運んでしまうという、ある意味での予告であり、予行演習でしょう。

一方で、EDではなぜかクラウドが黒マテリアを持っています。
エアリスとの最後のデートのあと、元の世界線に帰還するときにセフィロスと接触しますが、この時にセフィロスがこっそりクラウドのポッケに忍ばせたに違いありません(ふ、ふざけてないです)。

もしかしたら……クラウド自らがセフィロスに手渡すことが、外郭が破られるきっかけなのかもしれません。
外郭が破られる条件は、北で眠るセフィロス本体との邂逅はもちろんなのですが、もっとこう……それこそ、原作でセトラが仕掛けていたパズルに値するものを、破らなければならないのでは。

そしてメタ的に見れば、外郭が崩れるそのとき、つまり黒マテリアがセフィロスにわたることは、クラウドが身にまとっていた外側の自分が崩れることを意味します

黒マテリアで星を傷つけることで世界の外郭を壊すことと、クラウドのアイデンティティを崩す決定打を与えることで、クラウドの“偽りの自分”を壊すこと……
計算されているような気が、するんだけどなあ。

世界の狭間に隠したセトラの意図

原作で、簡単に黒マテリアを使わせないよう、手に入れようとしたものの命を強制的に奪う仕掛けを施していたセトラ。
恐らく今回、黒マテリアが現状では使えず”世界の狭間に隠されている”のも、セトラが仕掛けたセキュリティではないでしょうか。

しかし今回、解除(外郭の崩壊)の条件は、手に入れようとしたものの命を奪う、ではないように感じています。
結局のところ、命は形を失っても、精神エネルギーとして星に還ることで、また新たな命を育むことが可能です。

しかし、星を壊そうとした者が星に還ることを、セトラは許すでしょうか?
肉体よりも、二度と星に溶け合えないよう、精神(エネルギー)のほうを破壊しようとする、と考えられないでしょうか?

そう思うと、黒マテリアを覆う外郭の崩壊には、手に入れようとしたものの精神エネルギーが必要なのではないかと仮定できます。
それも、その者の意識、思いが破壊されてしまうほどの、膨大で強力なエネルギーが……。

そしてそれは恐らく、負の精神エネルギーです。
絶望、悲しみ、憎しみ、怒り……ギ族がかつてそうした想いを込めて黒マテリアを創造したときのように。

クラウドの負の精神エネルギーがピークに達するとき
それが、本物の黒マテリアが顕現するときなのかもしれません。

クラウドの負の精神エネルギーの増幅

原作では、5年前の自分の存在を保証してくれると思っていたティファからその保証をもらえず、自分自身が何者なのかを見失ったことがきっかけでジェノバに完全に支配され、最終的にはライフストリームに落下→精神崩壊してしまいました。
3作目でも基本的にはその流れを汲むと考えられますが、さらなる追い打ちとして「エアリスの死を突き付けられる」シーンが加わるのではと考えています。

リバースで不自然にあの水葬シーンをカットしていたのは、恐らく3作目でクラウドに、そしてプレイヤーにそのビジョンを見せる伏線ではないでしょうか。

また、リバースでのセフィロスのセリフ「騙されるなよ」も回収されるはずです。
実はこのセリフ、一見するとゴンガガでクラウドがティファに切りかかったシーンにかかっていると思いがちですが、ティファはクラウドを騙しておらず偽物でもないので、ミスリードの可能性があります。

つまりクラウドは、本当に騙されることになる……「騙されるなよ」というセリフは、騙されるためにあるのです。

クラウドは、誰に騙されるのか?
恐らくはセフィロスコピーが擬態した、誰か。
クラウドを騙すことのできる相手なので、逆に言えば、クラウドはその相手を信じてしまう――つまり仲間側の可能性が高いでしょう。

そしてRシリーズでは、セフィロスコピーが擬態しているのは基本的に”死者”です。
古代種の神殿でのセトラの語りも「災厄は姿を変えた 亡き母に 亡き兄に」と、死者に擬態することを示しています。

――恐らくセフィロスコピーが擬態するのはエアリスで、その際にエアリスの死を突き付けられる
クラウドの負の精神エネルギーがピークに達し、黒マテリアの外郭とクラウドの人格が崩壊する、という流れになると予想します。

まとめ:黒マテリアが本来の姿を現すとき、クラウドは――

星にとっての異物であるギ族が生み出した、星ごと無に還すための黒マテリア。
形ある者としても、形ない者としても居場所がなく、その狭間で彷徨っている彼らのことを考えても、なるほど“世界の狭間”とは言い得て妙だと感じました。

そして、黒マテリアが“本物”になるときに、クラウドがどうなるのか……
原作の展開を知っている者としても、リバースまでの流れを見ていて全く同じにはならないだろうと感じ、そういう意味でも大注目のシーンになりそうです。
副題のリベレーション――「Revelation=意外な事実」はもちろん、ダブルミーニング「Liberation=解放」ともつながりますしね。

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