FF7リバースに関する考察雑記です。完全にメモ用と言いますか、見出しごとに分断して考えを羅列しているだけです、暇つぶし程度にご覧ください。また、リメイク、リバース、原作のネタバレをがっつり含みます(リバースに関しては既出の情報を扱います、という意味)のでご注意ください。
目次
FF7リバース・トレイラーなどのセリフからちょこっと考察
もう一度荒野に行くのは話的におかしいから、神羅屋敷あたりでのセリフかな?
ザックスのことは完全に思い出すんですね。
ザックスの世界線では白い羽、クラウドたちがいる世界では黒い羽…?
色が違うのが気になります。
ザックスは謎を解くキーパーソンのようですが、セフィロスに切られたような描写もありました。セフィロス曰くザックスではダメ、だそうです。
空っぽの人間ほど、怒りや悲しみで満たしやすいのでしょうか。
このセリフからさらに、
ティファ「私のこと疑ってるの?…別人じゃないかって」→セフィロス「…怪物(ジェノバ)は恐れる顔、愛する顔で近づき、人を動かした…」→クラウドもその言葉を受けて、刃を向ける?という流れでしょうか。
クラウドが本当にティファに切りかかったかどうかは、どうなんでしょうね。
相手が誰にせよ、仲間に切りかかるクラウドがあまり想像できないというか。
叫ぶクラウドが上向いているのも、なんか妙な感じがします(ティファが落ちるシーンとリンクするならね。だって下に落ちてるのに)。
まあ原作にも対エアリスで似たシーンはあるんですけど、完全に錯乱、または操られてる設定でしたからね…トレイラーのちょっと冷静さが見えたので。
クラウドが持つ5年前の記憶は、ほかでもない「クラウドの」記憶
記憶はあくまで「クラウドの」記憶で、そこは守られていると思います。随所でセフィロスに見とれる=憧れの表現があるのはその証拠。
ティファの部屋を見て、なんとも言えない表情になるところもそうですし、「ソルジャーたちとの食事会」を知らないっぽい演出もそうなんじゃないかな。
そして「クラウドが認めたくないこと=ソルジャーになれなかった弱い自分」があらわれる部分は、ザックスから聞いた話や見た話、自分の理想で上書き。母との再会でノイズが走るのは、その核心に迫るから。
クラウド視点以外には、プレイヤー視点でわかりやすくするために、さりげなくティファを守る神羅兵の演出があったり、実家の前で「かあさん…」とつぶやきながら倒れている神羅兵がいたりします。
最初の魔晄炉内の出来事はクラウドが立ち会っていないシーンなので、ザックスからの伝聞ですかね。セフィロスは他言無用って言ってたけど、神羅同士なら許容範囲だと考えられるし。
仲間との絆が重視されるFF7リバース
今回は「絆」もテーマなのだそう。
クラウドだけじゃなく、メンバーそれぞれの組み合わせが楽しめる連携技だったり、デート相手を決める好感度が全員(プレイアブルのみ…か?)に設定されていたりするのも、その表現のようです。
確かに、エアリスとの別れを前提にすると、絆のない状態でそれが起こっても、心が動くことは考えにくいですからね。
これは逆もそうで、絆が強いからこそ助けたい、運命に抗うぞ、という流れにプレイヤーの感情が乗っかりやすくなりますし。
シドがエアリスにかける言葉なども、彼から彼女への絆の表れですよね。また、ハイウインドに乗れるかどうかの伏線にもなっています。
原作では”敢えて”キャラクターの感情にスポットを当て切らないところがあったように思いますが、今回はその逆(リアルになった分、当てないと逆に不自然な点もあるのだと思うし)をいっているような感じがします。
その感情は仲間との絆にあらわれて、絆を紡いだうえで忘らるる都に向かうことで、ストーリーにしっかり没入できる作りなのでしょう。
キャラクターごとのクラウドに対する役割や立ち位置
「ティファの役割がリバースでより見えてくる」とのこと。
原作をなぞれば、ティファの役割は主に「クラウドの記憶の証人」ですが、実は「ティファの知らないこと」こそが、本当のクラウドの記憶だったという、すごいどんでん返しがあります。
今回、それがしっかり見えてくるのは、ティファが(恐らく)エアリスに告げている「5年前クラウドはニブルヘイムに来なかった」からもわかるとおりで。また、この言葉を早めに言うということは、やはり本質は「ティファの知らないこと」の事実の方がより重要だからで、5年前に来なかったこと自体は今出しても問題ないということです。
クラウドが自分を見失ってしまうのは、自分自身が信じられなくなったから。
「クラウドはソルジャーになれなかったけど、本当に来ていた。だから、自分の持っている記憶は偽物じゃない=クラウドはニブルヘイムのクラウドである」
これをクラウド本人が認識すれば、クラウドは自分を取り戻せます。
ここを深く掘り下げる=クラウドは自分の本当の姿(弱い自分)と向き合うことになります。弱い自分を隠していたことを踏まえると、リメイクのクラウドの行動も、なんとなく合点がいく気がします。
幼いクラウドはティファたちの輪に入れず、仲間に入れてと言えず、ひねくれていた存在で。吊り橋の事件からはそれが悪化するんですよね。そして「強くなれば認めてもらえる」「セフィロスのような強いソルジャーになれば」となる。その「認めてほしい」ものの象徴であるティファをやたら守ったりかばったりしてたのも、そういうことなんじゃないかな。
リメイクで「クラウドもうすでに給水塔の約束果たしてるやん」って思ってたんですけど、クラウドにとってはその先にある「認めて欲しい」のための行動だったのかなと。ただ、ティファの「ピンチのときにちゃんと来てくれたんだ」にはやっぱり繋がらなくなってるので、ここは変えてきそうですね。
ハイタッチを丁寧に描いたこと
クラウドとエアリスがレノから逃げる際に、クラウドが手を差し伸べる→エアリスが手を伸ばすけど取れないシーンが、意味深にクローズアップされます。
そこから例のハイタッチ成功=絆が醸成されていく過程が丁寧に描写されました。
また、2人が手を取り合うシーンと言えば、原作派は真っ先にEDを思い浮かべるのではないでしょうか。
厳密には、手を伸ばし合うけど、握れないシーンなんですが。
この「手のシーン」は意図的に焦らされていると思うんですよね。
幽霊のシーンでも、結局手を掴めずじまいでしたし。
伏線が回収されるのは、3部作目になりそうかな。
白マテリアを差し出す意味
白マテリアがエアリスから離れる→原作どおり=エアリスはやっぱり…と思いがちだけど、ここで考えたいのは白マテリアをクラウドに差し出した意味です。そしてまだ、ホーリーは唱えられていない。
ホーリーを唱えられれば、別に白マテリアが手の届かない所にあってもいいんです。
でも、唱えていない状態でクラウドに差し出した、この意味を考えたいなぁ。
世界線が違うって話もあるので、クラウド側にいるエアリスは原作どおりなのかもしれないけど、「あっちの世界では生きてこっちでは死にます」みたいな陳腐なことはしないと思うんですよね。
花言葉は「再会」。エアリスは戻ってくるんじゃないか。それがどんな形かわからないけど、原作のEDよりもクラウドや仲間が感じられる形で。
恐らく、あのクラウドとエアリスの名シーンを外すことはないと思うので、一度離別はあると思います。
それでも主題歌のように、どこかで偶然のように、また2人は出会うんじゃないか?
それを運命と呼ぶのもまた、良い気がするし。
戻ってくるというより、クラウド側から探しに行く方が、再会の花の伏線に沿っている感じがしますね(花が道標になる)。
原作に、ミッドガルの教会に戻った際にエアリスがいる演出があったけど(近づくと消えてしまい、二度とあらわれない)、その演出を介するか、またはEDの手を差し伸べるシーンか、どちらかでしょうか。
エアリス自身は、自分の運命を悟っているようなので、クラウド=プレイヤー側からの働きかけがキーになりそうです。
そのほか気になる所
・黒マテリアを返してほしいと言っているあの種族は?
黒マテリアは古代種の神殿(神殿そのもの)で、神殿を守っていたのは時の番人(ネムネムじい)だった。
・エンシェントマターはストーリーに絡んでくる?
エンシェントマターの周囲は時空がゆがみ、不思議な事件が発生するとのこと。
・ウータイのスフール総統の使い?を名乗る人物とルーファウスの邂逅
ウータイは神羅に対応し得るほどの強大な国だそうです。
ジュノンの設定も世界観の再構築に基づいており、あの主砲はやはりウータイ(反神羅連絡会)との戦争で使うかもしれない。
・雨
IGのラストの雨と、ファイナルトレイラーのザックスとエアリスのシーンの雨は、同じタイミング?それだとちょっと早すぎるか、もう少し後かも。
・風(竜巻)
ミッドガルに発生した竜巻で、街が混乱している様子が描かれている。
また、ザックスも「あのとき 風が吹いていた」とのこと。
・ザックスの世界線では、そもそもフィーラーがいない様子
もともとなかったから、運命が決まっていない世界?
参考:
「エアリスの運命」を描く重厚なストーリーと圧倒的自由度の冒険!『FF7 リバース』制作陣に訊く、新たなゲームデザインとコンセプト【インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
「なぜクラウドやセフィロスが20年以上も愛されるキャラクターであるのか」―オリジナル版にも携わった野村哲也氏が『FF7 リバース』で表現した“『FF7』らしさ”【インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
「FFVII リバース」野村哲也氏インタビュー:新たに描かれるキャラクターや世界観を聞く | Gamer