FF7REMAKE(以下リメイク)の続編、FF7REBIRTH(以下リバース)の1週目をクリアしました!ED後のレビューなど、思うところをさまざまに綴っていきます。
目次
リバースは「忘らるる都」までが描かれました
当初のアナウンスどおり、原作とは順序や流れが異なる部分もありつつ、一応は忘らるる都まで物語が進んだリバース。原作からの主な変更点などをあげておきます。
- コンドルフォートは景色化してた?海の向こうにそれっぽいものが見えていましたが、3作目で行けるのかは不明。原作ではミスリルマインの次あたりだった気が。リバースのサブクエで終わり…?
- ロケット村は当初の告知どおり出番なし
- ウータイには行けず。原作ではタイニーブロンコ入手後行ける
- ボーンビレッジの登場ナシ。原作では眠りの森に入るための経由地。
あと細かいところを言うと洞窟のオヤジ小屋とかがありますが、一応エアリス関連のサブクエでそれっぽいようなキャラが出てきてたので、そういうことかも。
FF7リバース、率直な感想
離別はある、頭ではわかっていても、やっぱり期待してしまいました!!!
スクエニくんよくないよ。原作厨をこれ以上もてあそばないでくれ。
思い入れのあるシーンがたくさんありましたが、ダインの所は私の期待値が上がり過ぎていたのと、やっぱりオリジナルが神過ぎたのとで、ちょっと残念感。
ただしナナキのシーンはすごくよかった。こっちは原作をしっかり踏襲している感がありました。今作で一番涙したシーンでしたね。
あとは、ケット・シーの別れのシーンが軽すぎるのがちょっと。「この僕は僕だけなんや」って良いセリフだなーって思ってたの自分だけでしたか。ほかの要素盛って(クラウドの異変とかセトラの歴史とか)時間なくなっちゃった感もありましたしね。
本当に意味がわからなかったのが、グレンとスフール総督関連。グレンはセフィロスコピーの擬態だったことがEDでわかるのですが、スフール総督はどこいったー!で、ルーファウスはお知り合いのようだし。3作目に引っ張るくらい重要な要素ってことですよね。それとも本当に虚構の存在ってオチなの?なんか、重要な存在を匂わせているだけで、案外大したことなさそうな気がしないでもない……。
メインストーリーを進めるための仲間との交流には、随所にエアリスとの絆を紡ぐシーンがあったように思います。カームから始まり、ゴンガガやコスモキャニオン、ニブルヘイムでも必ずエアリスとの会話を経ます。2人の絆を紡いでからEDの運命に向かってほしいという意図が感じられました。
原作ではシドによって少し内容が触れられた、演劇LOVELESS。リバースにて、本編物語がめっちゃ意識されてるのも「ほー!」となりました。3人の騎士と女神、ガルディアってもう、そのまんまやんと。英雄とか女神の贈り物とか…ケットが”道化”を演じているのもエモい。転生の炎も意味深!!運命の糸が切れるときまで…って、はよ運命の糸切れろやっていうかリメイクで切ったと思ってたんですけども!?3作目でちゃんと描いてくれますよねぇ、変わった運命のその先を?
EDの捉え方
クラウド・エアリス関連の例のシーンについては、主に2つの捉え方ができると思います。
- クラウドだけが運命の壁を越えたので、クラウドにだけ別世界線のエアリスが見えている
- 本当は(本来の世界線では)エアリスは死んでしまったけど、クラウドは記憶を改ざんして受け入れられていない
筆者としては、上記が同時に起こっているような感じがしました。わざわざ1人で壁を越えさせたのは何らかの意図がないはずない。クラウドがセフィロスの刃を止めた(と思われた)シーンでは、運命の壁があらわれたときと似た光を発していまいたし。
かといってそれだけじゃなくて、壁を越えていないほかの仲間たちには、血を流すエアリスが見えている。明らかにみんながしんみりしているのに気にもせず、自分にだけ見えているエアリスに微笑むクラウドもいて。エアリスじゃなく、クラウドにホラーを感じました。
そして黒マテリア(ニセモノ)を手にしても仲間の誰にも言わず、そっとバスターソードに融合させてリユニオンに向かうクラウド。自分にだけ見えているエアリスに、さわやかぶって「セフィロスを倒す」と言うクラウド。何このグロいEDと思いました。主人公が壊れた状態でED→次作スタートって。嫌いじゃないから困る。
クラウドたちの世界のエアリスは死んでしまったんだと思います。ただ、再会の花のブローチをつけたエアリスが、どこかの世界線にいるんじゃなかろうかと。だから今は、2つの状態のどちらともいえるというか、半々?
最後に一緒に戦ったエアリスはライフストリームに溶けた描写がありました。問題は再会の花のブローチをつけたエアリスです。クラウドと離別するシーンで、背後にセフィロスが迫っていましたが、その後どうなったかは描かれていません。
セフィロスいわく、生まれた世界線は大体すぐ消えてしまう、仮に長く続いてもいつか消えて星にかえるとのこと。3作目は世界が消えるまでに、再会の花のブローチをつけたエアリスを見つけなければいけないのかも?リバース主題歌の「私を見つけて」、リメイク主題歌の「見つけるから」につながるように思います。
「あっちの世界では生きてこっちでは死んで…」な状態だと、うん???ってなるなって思ったんですが。最終的に世界が融合するのだと思うので、融合時にそれぞれの人も本来のあるべき姿に戻るんじゃないかな。で、その直前に再会できるはず。本来のあるべき姿は、エアリスが辿った運命による姿なので、そこはものすごく切なくて悲しいのですが……。
ただ、再会の伏線はまだ回収されていないので、これはリバース発売前にも考察していますが、必ず再会はあると思っています。原作の「そこで会えると思うんだ」の伏線回収も意図されていそうな感じがします。
もう1つの可能性
上記とは別に、もう1つの可能性も考えてみました。クラウドが持っている空っぽのマテリア(空=からマテリアと呼びます)です。元々はセトラの想い=ホーリーの力がそこにあったんですよね。3作目では、白でも黒でもない想いが込められる予感がします。
クラウドの、仲間たちの想いがマテリアになって、エアリスを救う展開もありなのかなと考えます。全世界・星を救う白マテリアと、全世界・星を壊す黒マテリアがあるのであれば、たった1人のためのマテリアがあってもいい気がするんです。
クラウドも原作で、星を救いたい気持ちとは別に「個人的な思いのために戦う」と言っています。それが何であるかはプレイヤーの想像次第なのですが。もし、原作のこういったセリフと空マテリアの変化に関連があると、すごく熱い展開になりそうですよね。
リバースでは、クラウドとエアリスは思った通りの道を選ばせてもらえなかった。でもザックスは「選んだら道ができる」と言っていましたから、運命を覆すための伏線になるかもしれない。新しい道ができるとしたら、クラウドが自分を取り戻してからになりそうですね。
敢えて名シーンをカットした理由
クラウドとエアリスの例のシーン、3作目に引っ張るんかーい!!!え、まさかあれだけってことないですよね。これがリバース版です!って言われても、はあ??ってなるだけなんですけど。私は引っ張ると解釈しました。
不自然なくらいに原作の名シーンを回避していた(ノイズ交じりにぽいシーンはあったけど)んで、多分3作目に出てくるんでしょうね。そのときが、本当の意味でクラウドがエアリスの死と向き合うときなんだと。そこでクラウドがどうなってしまうのか…いやすでにもうって感じでもあるのですが、いよいよどうなっちゃうんだというところですよね。
クラウド、リバースで半分くらい昔のこと思い出していましたが、忘らるる都を機にまた完全に殻に閉じこもってしまったというか、スーパー記憶改ざんモードに突入してしまった感が否めない。
精神世界のくだりもおおよそやってしまっているので、その辺どうなるのか。あとは「ソルジャーになれなかった」ことを認めないといけませんが(EDで「ソルジャー同士だからセフィロスのことがわかる」という言葉に突っ込んだの、私だけじゃないはず)。
本物の黒マテリアはどこに
忘れてはいけない、EDでクラウドが手にしていた黒マテリアは、リバース本編で「ニセモノ」と言われていたはず。セフィロスも「次元の狭間に隠された本物を見つけるための鍵」と表現していました。
…ん?もしかしてクラウドがセフィロスと次元の狭間っぽいところにいたときに(エアリスとの最後のデート後のシーン)、うっかりポッケに入り込んでいたわけじゃないよね?あの時にいつの間にか手に入れたわけじゃないよね?最後の最後までクラウドが「黒マテリア」って呼ぶから混乱する。3作目で本物見つけるんだと思ったけどどうなんでしょう。竜巻の迷宮でセフィロスに献上しないといけないし。
それにしても、ギ族が黒マテリアを作ったことにしたのは、今後どう活きてくるのか気になる所。やっぱり空マテリア関連だとは思うのですが。黒マテリアってどういう経緯でできたの?の対になる要素として、白マテリアの経緯も知りたいところ。
古代種の神殿で、人類と戦っていたセトラの歴史があったけど、ああいうのが経緯の一端なのかなぁ。白マテリア=ホーリーって人類を救うものじゃなくて、あくまで星を救うものなので。星にとって不要だと判断したら、人類も消し去るのがホーリーの役目です。
ゲーム性の面ではリメイクより断然◎
ようやく世界を旅できることになり、遊びの幅も大きく広がりましたね。ワールドレポートがあるおかげで本当に退屈せず、景色を楽しみながら旅ができました。進める箇所が増えていることと、街の種類がガラリと変わるのがやっぱりいい。ミッドガルだけだと、どうしても似たような景色が多かったですからね。
サブクエストは、それぞれのキャラの好感度要素になっていて、該当キャラとの絆を深めることができました。リメイクよりも、クラウドが仲間と砕けた関係性を築けているように思えましたね。
ミニゲームは逆に多すぎと感じたくらいです。ガンビットのやつ以外はわりと楽しめましたけど。多分3作目は否が応でもシリアス一本道なんで、リバースのうちにと詰め込み過ぎたのかな?
バトルは基本的にはリメイクの改修ですが、連携アビリティのおかげで共闘感が増しました。クラウドはブレイブモードにしなくても十分使いやすいようになってたのが良かった。
ノーマルモードの敵は前回より軽くなっていて、アクションが苦手でも十分に倒していける難易度に調整されているように思いました。リメイク経験済みだからともいえますが、ラスボスも手ごたえあまりなかったように思いますし。難易度が下がったといっても、玄人向けにはジャストガードやハードモードがありますしね。特にハードモードはリメイク版よりもかなりシビアな印象です。
3作目の懸念としては、エアリスって今のところ代わりがいないポジションなので、その辺が気になるところ。クラウドの妄想の中の存在、または別世界のエアリスが戦ってくれるかな?シドとヴィンセントはどう見てもアタッカーだし。シドは槍使いなのでシンプルに強そうですが、ヴィンセントは原作を踏襲するなら癖がありそうな気がする。
3作目でやらないといけないこと
あとの原作での流れですが、
アイシクルロッジ→雪山越えて竜巻の迷宮→クラウド離脱(ミディール)→精神世界、ヒュージマテリア、宝条との決着など→エアリスの想い→ラストバトル
このあたりでしたっけ。
で、未回収であるロケット村とコンドルフォート、ウータイをどこかに入れないといけない。すっとばされたボーンビレッジはどうなるんだろう。あ、ヒュージマテリア奪還イベントでは、個人的に好きなシドと宇宙の話もあります。
あとは本来なら、竜巻の迷宮後にウェポンが暴れだす。リバースですでに登場済なので、ウェポンのくだりは違うかもしれないですね。
キャラクターの細かな描写について
ここからはキャラ個別の感想などを。改変は大小どのキャラにもあったのでその辺は深く触れず、さらっといきます。プレイアブルでなかったヴィンセントとシドは、いったん割愛します、すみません。
バレット
- 頼れるアニキ兼ムードメーカー
- 自己正当化は原作から一貫しててよかった
時に和ませ要員として、時に咤激励要員としてバレットの存在感は大きく、リメイク時よりもクラウドと並んで中心人物になっていた感じが良かったです。グラサンの役割もわかって、なるほどなと。バレットなりに、自分を保ったり弱みを見せないようにしていたんですね。
まだ自分のしたテロについて悔やむフェーズではないので、基本的には「神羅憎し」「自分たちの行動は間違っていなかった=自己正当化」なふるまいがあったのは一貫しているし、FF7としてのバレットの役割を果たしているなと思いました。
ダインの所は、しつこくて申し訳ないけどやっぱり原作が良かったーーー!!吹っ切れたともなんとも言えないあのダインとの別れが、本当にバレットが「背負っていく」感があった。これがあるからテロのことが許されるわけじゃないけど、バレットが背負っているものの大きさを理解できるので、少なからず彼に寄り添う気持ちにはなれます。
過ち、犠牲、復讐……負の連鎖は、どこに終わりがあるのか。最後に待っているのは大切な人とのむなしい別れや、果てのない後悔だけかもしれない。原作のあのダインとの最後は、ただただ虚無しか残らないんだなというか。神羅が犯した罪の大きさ・愚かさと、バレットのしてきたことのむなしさを感じずにはいられませんでした。
ユフィ
- バトルでの使いやすさ◎
- 各キャラとの関係性や立ち位置が可視化されていた
ユフィは隠しキャラだったのでしょうがないですが、物語本編に絡む会話が少ないキャラだったので(これはヴィンセントも同じ)、本作ではウータイを通じて色々と立ち位置が描かれていたのが良かったです。
自然な流れにするためにアバランチとのつながりをもたせ、最初はバレット・ティファと馴染んでいく。この子も「神羅憎し」が一貫しているし、そのせいでたまに共感できないこともあるけど、それはユフィがユフィとしての役目をちゃんと果たしているからだと思いました。
今後はバレットとともにムードメーカーとなるほか、3作目で描かれるであろうウータイ編で重要なカギを握りますね。
ケット・シー
- アバランチとの対立の布石があったのが◎
- 別れのシーン軽すぎて残念
ケット・シーは加入タイミングが遅いので仕方ないですが、やっぱり古代種の神殿が…。1号機は1号機だけなんだぞ。1号機はちゃんと世界を救いました!
バレットが自分のおこないを正当化しようとしているところを、「それとこれとは…」ってちゃんと突っ込もうとしてたのが良かった。これは布石となって、原作のあのシーンに活きてくるんだと思います。
ケット・シーは唯一、メンバーの中では神羅側に位置しているので、その辺の絡みは原作よりもしっかり掘り下げてほしいですね。あのハイウィンドのシーンは結構好きですし、ライフストリームなどの死生観が根幹にある以上、テロ関連をうやむやにはしてほしくない(世界線のせいでなんか…新世界できたらそこにおります!みたいなのがちょっとなと感じるけど)。ケットさんは文明側の人間として、大事な役割を果たしていると思います。
レッドVIII
- 個別エピソードのクオリティーが一番よかった
- かわいいかわいいかわいいかわいい
リバースで一番よかったのが、レッドもといナナキの個別エピソード!原作から好きなシーンではあるのですが、きちんと原作を踏襲しつつもボイス付きの臨場感あるシーンになっていて、めっちゃ泣けました。やっぱりセトはあかんて…。
ちゃんとコスモキャニオン前後で戦闘ボイスが変わるのも◎。いやとにかくかわいい。コスモキャニオンに行くまでにナナキが出るシーンがちらほらあるのですが、そこにやられました。あの演出は原作厨向けですごくよかったです、ありがとうございます。だからナナキに関してはあんまり文句ない!
ティファ
- クラウドの記憶の齟齬に積極的に向き合う→ザックスのことははぐらかす(行動がちぐはぐ)
- テロへの意識と未熟さは原作っぽかった
クラウドの不整合な記憶を積極的に解明しようとしているし(クラウドと直接話したり、エアリスに打ち明けたり)、クラウドと仲良くなかったことも思い出しているしで、原作とは大きく行動が変わった…かと思ったら、ザックスのことをクラウドから聞かれたときははぐらかしましたね。この辺がちょっと首をかしげました。
核心的な部分に踏み込むのはやっぱり怖いってことかとも思うのですが、それなら「こんな風に疑われるなんて…」は共感できない。クラウドがニブルヘイムのクラウドかどうか疑心暗鬼になっているティファが言っちゃいけないセリフだと思いました。原作は「クラウドが離れていくのが嫌だから真実を言えなかった」という理由からのだんまりだから、その是非はともかくつじつまは合っていたんですけどね。そういうことを言ってしまうキャラ、なら別にそれでいい。嫌われないように立ち回ってるって自分で言ってたけど、つい本音が出たってことですかね。
リバースでは、ちぐはぐな面もあるけど向き合おうとしていた、その矢先にエアリスの出来事に直面し、ティファも殻に閉じこもりそうな気がする。エアリスにだけ打ち明けていた描写があったのも、その布石になるかも。
リメイクであった「テロに悩んでた」という描写ですが、リバースでは「周囲の過激さとは裏腹に不安が大きくなった」と具体的に解きほぐされていたのが、未熟な彼女らしいと思いました。怒りに任せて参加はしたものの…自分でも深く考えていなかったんでしょうね。原作より感情の起伏が抑えられているティファですが、諸々の言動から人間的に未熟な点は共通しているように思います。
ライフストリームに落ちたときに、せっかく自分の命を救ってくれた人たちの声が聞こえる描写を入れたんだから、犠牲になった命にも向き合うターンがこないといけないのではとも思います。敢えてそこに向き合わずに奪われたものだけに執着してしまう点は、らしいと言えばらしいのですが…(「全部返して!」のセリフから、それが伺える)。あまり、そこをすっ飛ばして恋愛面やファンサービスを強化すると、誤解が生まれやすいのかなと思うよ、スクエニさん。3作目はもしかしたら、エアリスの死を通じて向き合う描写が入るかもですね。
あと申し訳ないけど、リメイクから声が浮いてるのがずっと気になる…英語版のティファはすごくかっこいいんだが。
ザックス
- 原作とは役割も立ち位置もまったく違う
- 自分で道を選べる=自分で運命を作れる人?
原作時点でのザックスは、あくまでクラウドを描くための存在でした。すでに主人公にもなっているので、Rシリーズでも活躍させたい気持ちはわかります。でもそのせいで全体のバランスというか…ザックスを活躍させるために世界線いじりましたみたいなのが伝わってきたのが、うーんって感じです。
原作では完全に過去の人、ですからね。本編の時間軸で活躍させることは難しい。なので、時間軸も何も関係ない、運命から逸脱した世界の中でザックスを生かすしかなかった。それが透けて見えてしまったのが残念でした。キャラ自体は魅力的だし、一番カラッとしているというか、ジメッベタッみたいな雰囲気がないので助かりますw
リバースでは、消えては生まれる世界線の中でもしっかり自分で道を選び、自分で運命を作れる人として描かれていました。「世界はまた交わる」なので、交わったときにザックスもあるべき姿にかえるかもしれない。クラウドにとっては重要な命の恩人ですから、原作ではその辺の掘り下げがなかった分、3作目の精神世界あたりで描写が入りそうな気がしますね。
エアリス
- 絆の描写は一番力を入れられていてよかった
- 世界が交わるときが本当の再会か
本作のキーパーソンになるエアリスですから、絆を醸成するエピソードにもっとも力が入っていたように感じます。クラウドや仲間との掛け合いは見ていて微笑ましいですし、天真爛漫な彼女の良さが出ていました。あんまり聖女聖女していないのが良かった。
ナナキとの関係性がしっかり作られていたのも個人的に嬉しかったですね。ナナキは星の行く末を見届ける長命種なので、セトラとの関わりはあるのが自然です。エアリスになついてるナナキかわいすぎんかよナナキ…。EDでも気配を感じてくれていたのが良かった。
あとエアリスは個人的に、仮に彼女のルートを選んだとして、重苦しすぎないのが良い。いやFF7自体は重たいし、エアリスの運命も激重なんですけど、彼女の性格がそれを感じさせないのが救いになる。またそれとは裏腹に、失ったときにその彼女のふるまいに救いを感じてたことが、悲しみを倍増させるっていう、すごく計算されたキャラ造形だなと思うんです。
例の白マテリアのやりとりですが、フィーラーに記憶+白マテリアの力を奪われてしまったけど、ギ族とのやりとりの所で別世界に気づき、白マテリアを託すことを思いついたって感じでしょうかね。
空のことは、初めから(リメイクED)エアリスは知っていたのかな。亀裂が入った世界線は消える流れ…ってことは、クラウドたちの世界線ももう危ないってことですよね。じゃあやっぱり、ほかの世界と交わる結果になる…そのときに3作目ではブローチエアリスとの再会が待っていると。ブローチエアリスの世界線は、芝犬?ハスキー?きりっとしたワンちゃんのスタンプ=リメイクEDで生まれた世界だったと思います。帽子もかぶってないしスカーフだしで全然違うやんごめんなさい…2人が目覚めた時点で違う世界線が生まれた?って話ですかね。
クラウド
- ザックスを川に流すな!!
- エアリスの死に直面して壊れたクラウドがホラーで嫌いじゃない
本編での明確な突っ込みどころは、川に流された神羅兵をザックスに置き換えてしまったところ!ちょっと残酷すぎんかよ…仮にも友達って設定ですよね?それだけ、クラウドのアイデンティティー(ソルジャー=英雄になれた)の部分になってるって言いたいのかもしれないけどさ。あそこはクラウドが積極的にそうしたんじゃなく、ジェノバの仕業だと自分を納得させてはいます。
EDについては上でも触れたとおり、別世界のエアリスが見えている説もありますが、どのみちクラウドたちの世界線のエアリスは恐らく…ということで、クラウドはエアリスの死を受け入れられなかったのだと解釈しました。EDでは、エアリスがそこにいる=生きている前提でクラウドは動いているので、悲しみに暮れる面々とのギャップがすごかった。原作FF7ってミステリアスな物語だと思いますが、次はがっつりホラーによせてきたなと。
ぶっ壊れクラウドと一緒に3作目始まるみたいなので、随所にその描写がありそうでそれもホラーです。やたらハイテンションになりそうだし、1人になったときにエアリスと交信したりもするのかな。アイシクルロッジはどう過ごすんだろうとか。多分クラウドだけエアリスが生きてる前提で話すから、その辺で仲間が「…??」ってなる描写も入りそうです。
そして気になるのは精神世界。リバースで半分くらいやっちゃったので、この辺は刷新されるかもですね。セフィロスめっちゃ出張してきそう。ただ、子供のころの設定がいまいち、原作とRで揺れているので、どう落とすのかが心配です。原作では「仲間に入れてと言えず、みんなの周りをうろついていた」でしたが、今語られているのはそのあとの「話しかけても無視していた」のところのようなので。クラウドが荒れていったのは吊り橋事件後なのでね。それ以前の話となる孤独だったクラウドはどう描かれるんでしょうか。
本当の自分を取り戻してから世界の融合かな…?クラウドたちの世界線も亀裂が入っているので、融合は避けられないかと。「あなたに会いたい」が実現する日がくるかもしれないなんて!
あともう…ファンサービスとしての女の子との絡みはおなかいっぱいです。あんまりふらふら分岐してばっかりだと、考察が意味ないというか…命題をちゃんと見せてほしい。仲間としての絡みはどんとこいなんですけどね。
引き続きやりこみ要素などを追いたいと思います
やっとリバースの感想ぐちゃぐちゃだけど残せてよかったー!すっきりしました。2周目以降でまた印象が変わったりすることもあるかもしれませんが、1回目を終えたままの感想でした。3作目はあんまりスパンあけないでほしいですね…w