ゲームを形作る要素として欠かせない「音楽」の存在。ゲーム音楽はプレイ当時の記憶を鮮明に蘇らせ、当時の情熱も思い出させてくれます。そんな素晴らしいゲーム音楽を多く使用しているゲームを独自に選考しました!
ゲーム音楽は文化だ。
そう言っても過言ではないほど、ゲームの曲には本当に神曲が多いものです。
今回は筆者が過去に遊んできたゲームの中から選りすぐった7作品と、そのサウンドの特徴などを独自にまとめています。
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勝手に選んだ神曲7!
昔のゲームが中心となりますが、独断と偏見で選んでみました。
異論は受け付けます。
1. ロックマンX
ロックマンなくして神曲は語れない!
それほど素晴らしい曲が揃っている作品です。
私が遊んだのは1〜4くらいまでだったのですが、1、2、3は甲乙つけがたい。
その中でも、やっぱり初代Xは粒ぞろいでしょう。
オープニング、アルマジロ、イーグリード、マンドリル、シグマ戦、エンディング……。
好きなBGMが多すぎて、コレ!と1つに選べません。
とにかくカッコイイ曲ばかりで、メロディーがキャッチーで耳に残るし、聞くだけで乗っちゃいます。
ゲーム柄、基本は疾走感があるアクティブな曲が多い印象ですが、それでもステージごとにガラリと色が変わるのがイイですね。
ペンギンステージの、なんかドラマチックな雰囲気とかも好きでした。
歌詞つけたらそのまま歌になりそうなBGMなんですよね。
作曲家の方を調べたのですが、勉強不足もあり知らない方々ばかりでした。
ひときわ多くの楽曲を作ったのが山本節生さんのようですが、この方はストリートファイターZERO、ジョジョの奇妙な冒険、私立ジャスティス学園などの有名タイトルも担当しているのだとか。
どのシリーズも1作以上は遊んでいるゲームです……思い出をたくさんありがとうございますと言いたい。
2. 星のカービィスーパーデラックス
カービィシリーズで主に遊んだデラックス。
この作品だけでも神曲揃っていますよね。
vsデデデ、戦艦ハルバード、グリーングリーンズ、ダイナブレイドの平地ステージ、キャンディ山……はあああどれもテンションあがります!
ウッキウッキワッキワッキしたい時の作業用BGMにドンピシャリ。
そうかと思えば、たまにイケメンなキレッキレ曲挟んできたりするから、油断できない。
基本はほんわかしたカービィの世界観なんだけど、シリアスなサウンドもハズレがありません。
Wikipediaによると、デラックスを始めとするカービィサウンドの多くを手がけたのが石川淳さん。
実に20作品ものカービィシリーズにて作曲を担当しているらしく、驚きです。
最近だとカービィハンターズでも活躍されているようですね。
グルメレースはタイヤ、ではなくバード一択なんだよなぁ。
3. ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
ゼルダシリーズは敢えてムジュラを推します。
トライフォース、時オカが素晴らしいのはわかっている!
しかし私はムジュラにすごく思い入れがあるのです。
多分終末系に弱いんだろうなぁ、3日で世界が終わるとか言われたら「hoooo!」てなりますわそりゃ。
ホラー要素もよかった。
トライフォースや時オカもそうですが、ゼルダの世界ってほんの少しの不気味さがあるからイイんですよね。
定番の不気味さにムジュラの怖さが加わって、個人的には大好きな雰囲気を味わわせてもらいました。
牧場で宇宙人から牛を守るミニクエストで、守れなかった時のなんとも言えない喪失感がトラウマです。
BGMからはちょっと脱線しましたが、曲もコレがまたイイ!
オープニングの静かで平凡な街サウンド(クロックタウン)が、おどろおどろしく変わるところ。
ロックビルの神殿の、怖いけど切なくて懐かしいようなBGMも最高です。
あとミルクバーで流れる曲も、すごくぽくて好きなんですよね。
残り最後の3分だかに流れる曲とかもグーッとえぐられる。
世界観に合わせた特徴的なサウンド、民族系っぽい曲も多かったですね。
全体的にダークな感じが好きな方にもおすすめです。
4. 聖剣伝説2、3、LoM
聖剣シリーズは2、3、LoMをプレイし、特に3とLoMはやりこみました。
そしてLoMで菊田さんと下村陽子さんの存在を知り、特に下村さんは今でも大好きな作曲家の1人に。
今回は取り上げていませんが、FF15の音楽も至高です。
さてさて聖剣。
世間的には2が一番人気なのかな?
オープニングの音楽とあのビジュアルは、一度味わったら鮮烈に記憶されます。
FF14のキタンナのワンシーンも、聖剣2のOPを意識しているんだとか。
2はopを始めボス戦、後半のフラミー騎乗、最後のボス戦とかたまらんです。
なんでボス戦の激しい音楽で泣けてくるの。
個人的に思い入れがもっとも深い3。
リースには人生を良い意味で狂わされました。
BGMは旅立ちのシーン、天かける道、ツェンカー戦、ミラージュパレス、黄金の街道、ウェンデル、ラビの森、忘却の島、ラスボス戦、エンディングなどなどが一押し。
一押しどころか全部押ししたい、多すぎて一番決められません。
3の通常ボス戦は、一瞬子午線の祀りを彷彿とさせるところもニクイ。
エンディングのイントロからピアノメロディーへの流れ、大自然を感じる壮大さは今でも鳥肌モンです。
LoMはop、ポルポタ、滅びし煌めきの都市、ドミナ、彩りの大地、ロアの街のテーマなどなど。
特にポルポタ、ロアの曲は狂ったように聞いていました。
ツボなんですよね〜あの曲。
ポルポタのテンポ良くピアノがステップ踏んでる感じ、大好きです。
ロアはまた真逆の雰囲気の曲なのですが、街のイメージに120%ハマってて。
ベルの規則正しい音色に催眠かけられるような、それでいて弦楽器の哀愁漂うメロディーがああもう。
あのころのスクウェアは神がかっていたとしか言いようがありません。
5. ファイナルファンタジー8
このころのFFサウンドといえば皆様ご存知、植松伸夫さんことノビヨさんでしたね。
ビッグブリッヂの死闘とかエアリスのテーマ、ザナルカンドにてなど、多くの名曲を生み出してきた巨匠です。
植松さんのFFサウンドは総じて神曲ばかりなのですが、今回はFF8をプッシュしたい。
8は特にバトル曲と街の曲がお気に入りなんです。
8のバトル曲はええで。いやーイイ。
スコール編とラグナ編で変わるのも旨味なところだし、どっちもカッコイイんですよね。
バトルのオケアレンジは絶対に聞いてほしい。
当時はヘビィリピートしてました、もうホント耳が癒されすぎます。
街曲での神はフィッシャーマンズホライズン。
無駄にここに来ては曲に浸ってたのイイ思い出です。
水平線を見ているみたいに喧騒を忘れさせてくれる、優しくて包まれるような感覚になる曲です。
6. ファイナルファンタジータクティクス
シリーズかぶりは避けたかったのですが、これだけはどうしても分けました。
タクティクスは今からでもやってほしい名作の1つです。
とにかく草笛、何が何でも草笛。
PSP版で再プレイしたときのピアノアレンジが素晴らしいです。
オープニングも美しく、あとやっぱり戦闘曲。
イケイケ、壮大、シリアス、悠々、大勝負など、同じバトルサウンドでも色々な味があって飽きません。
プレイヤーの名前を「BGM聞きたい」にすると、BGMが聞けるという有名な裏技があったゲームでもあります。
ここで作曲者たちのコメント付きで各BGMが堪能できるのも、ファンとしては乙な仕掛けでした。
物語自体は戦争・歴史ものなので全体的に暗め、なのでBGMもポップなものよりはそっちの世界観に合ったものが多いですね。
7. サガフロンティア2
音楽、世界観、ビジュアルの三拍子がrihiraのツボにズッッドンと来た名作です。
水彩画で描かれる背景に癒されながら、2人のキャラクターを中心にそれぞれの観点から歴史を追っていくRPG。
初心者はラスボスのエッグ戦とサウスマンドトップで詰みやすい、ちょいとアレな一面も持つ作品です。
サガ2には1つのメロディーをアレンジし、派生させている楽曲が多いです。
バトル曲はその最たるもので、同じメロディーで数種類にアレンジしたBGMが採用されています。
どれも異なる雰囲気のアレンジなのですが、それぞれがなんともカッコよくて良い仕事してる。
そしてラスボス戦は泣きそう。
でもサガ2で一番好きな曲は、街サウンド。
ピアノの旋律がすっごく綺麗で、Variation、rosenkranz、Roman、Naturvolk、Botschaftとかがお気に入りです。
特にVariationは作業がはかどる癒しサウンド。
BotschaftはTVでも使われていて驚いた記憶があります(アレンジされてたかもしれない)。
サガ2は物語もすごく良くて、ちょっとした分岐もあったりします。
ギュスターヴ編は涙無くしては進められません。
ソフィー様の名言とか、あけびとか、コーデリアとか、ラベールの兄さんとか、ちょっとやそっとじゃ語り尽くせない。
キャラクターの中ではナルセスとエレノアが大好きでした。
良きゲームは良き音楽とともにある
今聞いても全く色あせていない、そんな神曲を持つ7作品をご紹介しました。
耳にするだけで至福の時間を過ごせること間違いなし。
アレンジされているものもあり、原曲との聴き比べをするのも楽しいですよ。
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