FF7リバース FF7Rシリーズ

【FF7R】リバース考察|忘らるる都までががっつり変更?

2023年12月31日

FF7REMAKE(以下リメイク)の続編、FF7REBIRTH(以下リバース)は、原作でいう「忘らるる都」までの物語が描かれるとのこと。
ただし、原作の順番通りに物語が進むのかは疑問視されます。
その理由などを既出の情報からひも解いてみました。
また、超個人的に感情を整理したい点もあったので(主にダイン関連)、考察ついでに文章化しました。

この記事には原作FF7およびリメイクを含む重要なネタバレがあります。

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FF7リバースは「忘らるる都まで」って言ってるけど……

そうは言っていますが、色々と順序が変更になっている気がしてなりません。
原作で言うところの、ウエポン登場(竜巻の迷宮あたり)、クラウドのネタばらし(精神世界)を忘らるる都の前に持ってくる感じがするんですが。

まずウエポン。
ジュノンの砲撃シーンがあるので、原作に沿うのならあれでエメラルド?サファイア?だかのウエポンを砲撃だったと思います。ルーファウスが指揮をとってるのも原作と合致します。

式典パレードと同じようなシーンにて映るのがよくわかりませんが。式典での砲撃=神羅ってすごいだろお!な、単なるアピールシーンかもしれないけど、じゃああれは空砲なんかい。

新しい要素の「反神羅連絡会」との戦いで使ってる説もなくはないけど、地形が変わってなければジュノンの対岸はコスタなんですよね(地形については大きく変わってはいるでしょうけど)。

どのみちウエポンに関しては、ティファとレッドの会話や、HPにもウエポンへの言及があるので、少なくとも目覚めるシーンは入るんでしょう(ウエポンの目覚め=竜巻の迷宮ラストのシーン)。

クラウドの素性ネタバレシーン(精神世界)はどうでしょうか。
これまでのトレイラーでクラウドの素性に秘密があるのは散々出ていますし、新キャラの医師の発言等もほぼそうやんって感じですよね。
隠す気がなさすぎる。

ネタバレシーンがリバース以降になるとしても、そこはやはり原作通りの通過点であり、新たに描かれる運命が主軸になることは想像に難くありません。
クラウドのネタバレを超える驚きが待っているはずです。

すでに自身に懐疑的すぎるクラウド

トレイラーで発覚したクラウドの下記セリフ。
すでに自身の記憶を疑っているクラウドがいるのも、ネタバレが早まる布石のような気がしています。

「知っていて当然のことを知らなかったり 知らないはずのことを知っていたり」

「知らないはずのことを知っていたり」
これは、5年前のニブルヘイム事件のことを指しているのだと思います。が、ティファがこれを言うのならわかるのです。クラウド本人が言っているのが謎過ぎます。

5年前のニブルヘイム事件のことを指していると前提すれば、「自分はあの時ニブルヘイムに来ていないから『事件のことは知らないはずだ。なのに、なぜ知っているのか』」となるのが自然です。

しかし、自我喪失前のクラウドは、自身のことを「元ソルジャークラス1st、ニブルヘイム出身のクラウド」と思っており、当然ニブルヘイム事件にも立ち会っている認識(自分を疑っていない)なので、このセリフは違和感しかありません。

「知っていて当然のことを知らなかったり」
ソルジャークラス1stのなり方、あとは人体実験されていた数年間で経験するはずだったであろう事柄などを指すのでしょうか。

いずれにせよ、カームでの回想後のセリフにしては、クラウドが自身の出自に懐疑的すぎる(疑う段階としては早すぎる)。
竜巻の迷宮のくだりがリバースに含まれるのだとして、その前あたりのシーンならわかるのですが(古代種の神殿や忘らるる都の出来事を経て、自分への不安が頂点のとき)。

ティファ自身も、トレイラーの段階で「クラウドは5年前、ニブルヘイムに来なかった」と言っていますし(本来は、精神世界で言うこと)、クラウドに対する疑惑をエアリスに打ち明けているんですよね(テ:クラウドはこの5年間何をしてたんだろう?→エ:私に聞く?)。なので、原作のように何も言えずクラウドを失うといった流れになるのは考えにくい。
また、ティファはセフィロスに対しても5年間何をしていたのかな?と言っていますね。

原作でも、この5年間についてはクラウドとザックスが神羅に拘束されていたことしかわかっていません。セフィロスのことも不明です。
「クラウド・ザックスはカプセル漬けでした。セフィロスはライフストリームを旅していました。」というには期間が長すぎるし説明不足な感じなので、リバースではこの5年間に何があったのかの言及がなされそうです。

バレットVSダインのシーンに物申す


ダイン「恨むぞバレット マリンがいることをどうして教えなかった」
(恨むぞ の部分自信ないんですけど)

お願い、バレットの夢落ちであってくれ!!!
おかしいおかしい、ダインはこんなこと言いません。

「どうして教えなかった」がいつのことを指すのかわかりませんが、事件当時のことならなおさら意味不明。
ダインが崖に落下して、そのあとにマリン発見なので、教えるも何も「どうやって?」な状況だからです。

現在のことを指しているにしても、意味不明。
バレットとダイン遭遇→「実はマリン生きてる」→はよ言えや!ってこと???遭遇から伝えるまでに、ダインとなんやかんやあったとかにしても、それでも意味わからんですね。

違うやん、原作ではむしろマリンを自分から遠ざけようとしてましたやん。自分の手は汚れすぎているからって。そこが辛くて仕方ないけど印象的だったのに……。

ここ本当に意味わからんし改悪過ぎるので、どうかバレットの妄想・悪夢オチであってくれと切に願っています。

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ハイウインドを見上げるエアリス

なんで、最初から原作版のキービジュアルを出さなかったんでしょう。
「リメイクではハイウインドが出ないから」っていう理由なら、逆説的に「リバースではハイウインドが出る」ってことになりますよね。
そっか、だってジュノンを通るんだから出ますよねそりゃ。出る=乗れるかもと期待してしまいました。

リメイクで、キービジュアルを意識した神羅ビル突入前のクラウドのシーンがあったじゃないですか。
今作でお披露目されたエアリスのキービジュアルも、リバースの中で重なるシーンがあるかもと思ったり。

原作のキービジュアルでは背景がどこかよくわからなかったのですが、リバース版はなんとなーく、シドのロケット村付近を彷彿とさせますし。
で、シドが協力したいって言うてたシーンともつながるのかなあと。

まあでもハイウインドは神羅の乗り物なので、ロケット村で登場してもそれはそれで違和感なのですが。パルマーが乗ってくるとかにしても規模が大きすぎるかぁ。

いくつかのキーワード

「運命」は言わずもがな、「空」もキーワードの一つのような感じがしますね。
ジェノバが降ってきた空、ザックスが見た亀裂の入った空、エアリスが恐れている空(エアリスの空嫌いはいまだに違和感がすごいですが)、全員が集合したキービジュアルの半分も空。
2つの世界線?をつないでいるのも、空なのかな。あるいはライフストリームか。

あとはクラウド=雲(空を隠す、空に漂う、雨をもたらす)、ザックス・フェア(快晴)とかも空関連ですかね。
今更ですけどザックスは完全に謎めいたキャラではなくなって、動きが読めない。
原作では(良い意味で)「おおおおおおお前誰やねん!!」ってなった、ちょっとミステリアスな登場だっただけに、イメージが変わります。

「運命」についてはリメイクから引き継がれ、3部まで一貫して描かれるでしょう。
メインはやはりエアリスを指していると思うので、こっち(彼女の運命)に比重を置くつもりの構成なのかなぁと。
じゃないとテーマソングの説明もつかないですし。
エアリスの運命は星の運命とも言いかえられます(ホーリーやライフストリームの導き手)。

そういえば、1作目のテーマソングも自身や星のことではなく、明確な個人を対象とした歌でしたよね。
3作目もテーマソングはありそうですが、本当の自分を取り戻したクラウド視点とか、ライフストリームの中のエアリス視点とか、いろいろ考えられます。
セフィロス視点は何か違う気がする、あなたの出自には同情の余地はあれど、最終的には明確に敵であってほしい。
セフィロス自身が、クラウドたちとなれ合うのを許さない気がする。

「空」をより深く考えてみる

空(そら)と読めば、私たちのはるか上にある青く広がる光景を指す言葉になります。
空(から)と読めば、中身がない、うつろなものを指す言葉でもあります。

Hollowで作詞者の野島さんが重視したワードは「空っぽ」、日本語タイトルの原案は「空っぽの雲」。
クラウド=雲なので、空っぽなのはクラウドということがわかります。

空に浮かぶ雲は、遠くから見ると存在を認識しやすいですが、近づくほど境目がわからなくなり、手にしっかりと掴むことはできません。
”特別”や”強くなること”にこだわり「セフィロスのようなソルジャーになること」を目指したものの、実際はソルジャーになれず、ジェノバ細胞と弱い精神の影響で偽りの自分を演じているクラウド、まさしくそのものではないでしょうか。

空と空っぽは意図的に絡めていると思うので、運命と同様に物語のキーワードになりそうですね。

やっっっっっとミッドガルの外を冒険できる!!

これ↑。皆さん楽しみにしていると思いますけど、本当にこれ。
当時は物語全部で3枚組だったのが、ミッドガル脱出~忘らるる都までで2枚組ですよ。
どんな超ボリュームで遊べるのか、とっても楽しみです。
シド使いたかったけどね!!!!

残り2ヶ月弱。
気になっていた点の整理もできたので、心してFF7リバースをお迎えしたいと思います。

参考:『FF7 リメイク』テーマソング『Hollow』には「“空っぽ”という言葉を入れたかった。それがすべての始まり」――音楽関連インタビューその6:野島一成氏 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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